寿命を短くする“病気”とは!?
日本人の8割以上が罹っている病気、それは『歯周病』。
20代の若者でも70%以上が歯周病、
80代になると90%以上が歯周病という、
まさに国民病です。
自覚症状がなく、歯科医で初めて歯周病に気づくことから、
歯周病は「Silent disease(静かなる病い)」とも言われています。
また、歯周病は一度罹患すると完治は難しいことで知られています。
歯周病はあらゆる
病気のきっかけに…
かつて歯周病といえば、歯ぐきから血が出て不便など「あくまで口の中だけの問題」
でした。ところが!歯周病菌の毒素は歯ぐきの血管から全身を巡り、あらゆる病気の原因になることが
分かってきました。
一見、無関係に思える脳梗塞や心筋梗塞を起こした臓器、また胎児(低体重など)の母体から
歯周病菌が発する毒素が検出されています。歯周病は、あらゆる病気を引き起こす
“ドミノ倒し“の最初の1ピースとも言われています。
国民保健制度が無く、治療費が高額なアメリカでは、病気に罹ると破産もあります。歯周病と他の病気の関連性が解明されると、予防の為に徹底的な歯磨きとデンタルフロスが推奨されました。『FLOSS OR DIE (フロスか、死か?)』という
キャンペーンまで登場したほどです。
ただ、日本では保険制度も充実しており、歯周病の予防に危機感はありません。
歯磨きも虫歯予防の意味合いが強く、
『口腔ケア=全身の健康ケア』の意識はいまだに低いと言えます。